ガット

プリンス シンセティック Duraflex16

　テニスが上手くなるためには、ラケット選びと同等か、それ以上にガット選びが大事です。誤解がないように先にお話しますが、高額なガットは性能が良くて、安価なガットは性能が悪いわけではありません。高いガットは、製品化の工程が煩雑であるため量産できなかったり、素材自体が貴重なため値が張ってしまいます。
　テニスのスイングや筋量は人それぞれです。人のラケットを借りたときに、調子が良かったりすると、このラケットは打ちやすいと感じる（逆に打ちづらいと感じる）と思います。勿論ラケットも重要ですが、忘れがちのガットのテンションや、ガット自体から受ける影響は少なくありません。

　プリンス シンセティック Duraflex16は、ガットのたわみでボールを飛ばす感じではなく、ボールをつぶしてボールを飛ばす感じです。若いときは、テクニファイバーやナチュラルガットも試しましたが、半テンポ遅れてボールが飛ぶ感覚（現在のナチュラルは知りませんが）が私には合いませんでした。また、ミクロスーパーでは方向感覚がしっくりこないため、左右にブレてしまいました。テックガットの打感が自分に合ってますが、値段が高いため、もっと安くてテックガットに近いガットが、シンセティックDF16でした。
　ボールが食い込む前に、弾ける感じを求める方にお勧めのガットです。

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